風雲 ストームライダース (1998)

強力な天下会の凶暴非道な総帥、雄覇 (千葉真一)には、人生の目的が2つしかない。この世の武闘家を全て支配下に収めることと、自分の前に立ちはだかる者は全て打ち破ることだ。究極の力を探し求めて、情け容赦のない雄覇は、自分に幸運を保証してくれる予言を耳にする。その予言とは、「風」と「雲」という名前の小さな2人の子どもを探し出しさえすればよい、というものだった。子どもたちを見つけ、永遠の繁栄を掴み取る決心をして、特定の年齢の少年全員が、この天下会の門弟とならなければならない、と書いたお触れを出す。そしてそれから、血みどろの争いで、多くの命を奪われることになって、聶風 (エーキン・チェン) と歩驚雲 (アーロン・クォック) は自分たちの敵、天下会の一員となり、強力な総帥自らによって、我が娘の孔慈(クリスティ・ヤン)と養子の息子、秦霜 (マイケル・ツェー). と共に育て上げられる。10年が過ぎて、2人の孤児の少年たちは、この残忍な総帥の下で成長している。今や熟練した武闘家となり、雄覇の養子の息子たちは、総帥の強力な武闘集団で大将として働いている。しかし、雄覇が勝ち取ったと思った平穏は、長くは続かない。というのは、自分に繁栄をもたらしてくれるだろうと信じていた予言は、前半にしか過ぎず、預言の最後まで伝え聞いていなかったからだ。その予言の後半を何とか知った雄覇は、「風と雲が1つになると、嵐になることが可能」であり、このとき、血生臭い、残虐な統治はついに終わりを告げるであろうことを知る。 必死に自分の運命を変えようとして、雄覇は嘘や策略といったあらゆる手段を駆使して、養子の息子たちをお互いに争わせるように持っていく。しかし、真実に直面したとき、よく練られた最高の計画でさえ崩れ去る。過去の秘密を知り、お互いの激しい怒りと、復讐への渇望を共に持つ風と雲は、最終的にこの世から卑劣な総帥を抹殺するために、一丸となって壮大な闘いを繰り広げる。 馬栄成の漫画シリーズ『風雲（フォン・ワン）』を基にした『風雲ストームライダーズ』は、アンドリュー・ラウが監督した1998年の格闘技ファンタジー映画だ。